部活動に励む学生など、アスリートのサポートに定評あり!
片岡 くぼ整骨院さんを訪れての第一印象は、スタッフの皆さんが若くて活気に満ちあふれているということです。
また、ベッド数が十二床あるのも驚きですが、何より感動したのは学生向けの料金を設定されていることです。
私も学生時代、安い価格で施術してくれる治療院を探し回ってお世話になった経験があるので、ありがたみがよく分かります。
久保 私も幼少時代からという根っからの野球少年で、今も社会人チームで早朝野球を楽しんでいます。
私がこの世界に興味を持つようになったのは、高校時代に部活でケガをしたことがきっかけでした。
高校を卒業し、治療家を志して整骨院に勤めるなど様々な研鑽を積み、三十八歳で当院を開業しました。
片岡 こちらにはスポーツをされている方が多く来られるそうですね。
久保 おっしゃるように、近隣の中学・高校で部活に励む生徒さんが多く来られます。
運動部の生徒さんを施術した場合はできるだけ監督に電話を入れ、どういう種類のスポーツ障害で、回復にどれくらいの日数が掛かるかということを説明させて頂くようにしています。
片岡 細やかな心配りをされているのですね。
久保 私自身、故障がちで練習や試合に出られない苦しみを経験しているものですから、一日も早く故障を治して復帰させてあげたいという気持ちから、指導者の先生とは密にコミュニケーションを図るように心掛けているのですよ。
片岡 スポーツ障害の施術で特に意識されていることはありますか。
久保 例えば、野球選手なら投げる時に痛みが出るのか、バットを振る時に痛みが出るのか、実際にその動きをしてもらいながら原因を探り、適切な施術を心掛けています。
また、障害の程度や内容が整骨院での領域ではないと判断した場合は、個人的に連携を取っている近所の総合病院のドクターに紹介しています。
片岡 そういった連携体制も安心に繋がりますね。
ところで、酸素カプセルも備えておられるのですね。
久保 はい。酸素カプセルは疲労回復などにも効果を発揮しますのでアスリートに人気です。
その他、ウォーターベッド、マイクロ波治療器、超音波治療器なども揃えています。
片岡 こちらに足を運ばれる方は、やはり若い人が中心でしょうか。
久保 平日の午前中は年配の方が中心で、午後は学生さんが多いですね。
総じて年齢層は幅広いと思います。
片岡 院長ご自身、お若く見受けますが、後進の育成にもかなり力を入れているそうですね。
久保 私と同じように運動部出身者で施術に興味がある学生さんがいれば、スタッフとしてどんどん受け入れたいと考えています。
将来の独立を視野に、当院で技術や経営ノウハウを身に付けてもらい、独立して各地域に当院と同レベルの治療院を展開することが私の夢です。
将来的にはスポーツ障害でけでなく、高齢者を対象に機能訓練や運動療法などを中心としたリハビリ特化型の施設を立ち上げることも計画しています。
ちなみに有資格者の女性は男性に比べてどうしても力が弱いので、力が必要なスポーツ障害の施術ではなかなか仕事が長続きしません。
片岡 スタッフにもしっかり配慮されているのが素晴らしいです。
これからも地域に信頼される整骨院として一層のご活躍を期待しています。
【WORLD GRAPH 2014年6月号より掲載された内容です】